理事長  三輪 佳久
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 新元号に変わって2年目の年に入りました。このような情勢の中、東日本大震災の発生から9年の歳月が流れ、被災者の皆様は勿論のこと、多くの県民皆様は、復興を確実なものとして実感されるとともに、この大災害を決して忘れ去ることのできない出来事として、将来にわたって伝承していくことの大切さを痛感されているところであります。

 また、今年は年明け早々に新型コロナウィルスの感染症の問題が発生し、我が国はもとより、全世界的に拡大し続けておりますことから、安全で安心な生活を願う県民皆様の生活を著しく脅かしております。一日も早いこの状態の収束と、新型コロナウィルスによる感染症の終息を願わずにはいられません。

 さて、当センターも今年度で20周年を迎えました。
 この間、私ども支援センターでは、少しでも犯罪被害者等皆様のお役に立てばと、心のケアを含む支援活動に当たって参りました。この活動に対しまして、多くの県民皆様から温かいご支援とご協力を賜っており、改めまして衷心より感謝を申し上げる次第であります。

 犯罪被害者等皆様に対する支援は、平成17年4月、「犯罪被害者等基本法」が施行されて以来、「被害者参加制度」を導入する「刑事訴訟法」の改正や、性犯罪における親告罪の撤廃や被害者性別を問わないとするなどの犯罪被害者の視点に立った刑法の整備が行われるなど、着実に歩み続けております。

 また、私どもが傘下となっている全国被害者支援ネットワークが、「全国のどこにいても、いつでも求める支援が受けられ、被害者の声に応えることのできる活動」の更なる実践を目的に取り組んでおります第4期3年計画は、2年目に入ったところであります。
その一環として、若年層に犯罪被害者支援活動を知って貰うためのSNSを活用した広報啓発活動に取り組んでおりますが、相応の成果が見られ、今後、広く若い方に周知することに伴い、多くの相談が寄せられるものと期待されるところであります。

 当支援センターといたしましても、宮城県、宮城県警察、各市町村、関係機関・団体との連携を密にし、「令和2年度事業計画」に沿った活動と、引き続き、「途切れることのない被害者の視点に立った支援活動」をモットーに関係者一同、更なる努力をして参りたいと考えております。

 今後とも皆様の変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。