令和6年度犯罪被害者週間に伴う「県民の集い・公開講演会」(主催 宮城県・宮城県警察・公益社団法人みやぎ被害者支援センター)を次のとおり開催しました。
〇日時:令和6年11月20日(水)13時から16時40分
〇場所:日立システムズホール仙台「シアターホール」(仙台市青葉区)
〇開催テーマ:性暴力被害者に対する支援
今年度の「県民の集い・公開講演会」では「性暴力被害者に対する支援」をテーマとし、会場には、県、県警、市町村をはじめ支援活動を行う関係機関の皆様や市民の皆様約430名が参加して行われました。第1部は当センター理事・さとう宗幸さんのミニ・コンサート、第2部では、支援活動にご協力頂いている3団体、1個人に対する感謝状贈呈、令和7年度県警発行「犯罪被害者の手引き」の表紙デザイン最優秀者である阿部玲奈さん(石巻市立桜坂高等学校)、同じく須田穂香さん(登米市立東和中学校)に対する表彰を行ったのち、令和5年度「大切な命を守る」全国作文コンクール受賞者の北館ゆうみさん(受賞当時色麻町立色麻学園7年)から受賞作品の発表がありました。引き続き、開会セレモニーでは、主催者を代表して三輪佳久当センター理事長、宮城県知事(代理小林徳光副知事)、細田正宮城県警察本部長が挨拶、また、来賓を代表して郡和子仙台市長からご祝辞を頂きました。講演では、「性暴力被害に遭うということ~あなたの身近にある性暴力を一緒に考える~」と題し、性被害当事者である工藤千恵氏から、ご本人が8歳の時に誘拐・性暴力被害を受け、その後も様々な困難や病気、生き辛さといった経験を通じながら、被害者も加害者も傍観者も生まない社会に向けての大変示唆に富むお話を頂き、今後の性暴力被害者に対する支援活動に大変意義のある公開講演会となりました。